ネックレスやピアスといったアクセサリー。
一目惚れしたアクセサリーを購入したり、大切な方から素敵なアクセサリーをプレゼントしてもらったり。
素敵なアクセサリーを初めて手にしたときは、心がポカポカするような感覚になりますよね。
そんな大切なアクセサリーだから、綺麗な状態で、長く身につけていたい。
そのためには、定期的なお手入れが重要です。
特にスターリングシルバーのアクセサリーは、環境によって変色してしまうことも少なくありません。
そこで今回は、大切なスターリングシルバーのアクセサリーを綺麗に保つためのお手入れ方法について紹介します。
スターリングシルバーという素材
ネックレスや指輪、ブレスレットなど、さまざまなアクセサリーの素材として用いられるスターリングシルバー。
特有のツヤ感や重厚感、高級感は、スターリングシルバーならではの魅力です。
スターリングシルバーは、素材の92.5％が銀、残りの7.5％は銅をはじめとする他の金属によって構成されています。
メリットも多く、アクセサリーだけでなく、家庭用品などにも使用されている素材です。
毎日身に着けたいお気に入りのアクセサリーも、素材がスターリングシルバーであれば安心して使えること間違いなしといえるでしょう。
スターリングシルバーアクセサリーの良さ
スターリングシルバーのアクセサリーには、さまざまな良さがあります。
魅力あふれるスターリングシルバー。
ぜひご購入前に、スターリングシルバーの良さを知ってください。
耐久性がある
実は銀は非常に柔らかく、傷つきやすい素材。
スターリングシルバーの場合、銅などの金属を7.5％含んでいるため、強度が増しています。
そのため耐久性が高く、傷つきにくくなっているのです。
デザイン性が高い
銅などを含んでいるといっても、92.5％は銀でできているスターリングシルバー。
硬すぎない素材は、細かなデザインを作るのにも適しています。
さまざまな模様やデザインのスターリングシルバーアクセサリーが販売されているので、自分の好みに合わせて、購入することが可能です。
金属アレルギーを起こしにくい
シルバーは、金属アレルギーを起こしにくい素材です。
ただし、ものによってはニッケルなどの金属が含まれている場合があるので、金属アレルギーを持っている人は注意しましょう。
価値がある
貴金属には価値があり、スターリングシルバーも例外ではありません。ブランドのアクセサリーでなくても、銀というだけで価値があるのです。
もちろん、プラチナや金に比べると安価ではありますが、価値ある資産といえるでしょう。
スターリングシルバーは変色しやすい素材
メリットの多いスターリングシルバーですが、一点だけ注意点があります。
それは変色に注意することです。
シルバーは、表面に酸素が触れると化学反応を起こし、灰色や黒色の酸化銀を作り出します。
その結果、スターリングシルバーの表面が黒っぽくなったり、灰色のようなくすんだ色合いになってしまうことが多いのです。
大切なアクセサリーの変色を防ぐためには、定期的に適切なお手入れをおこなう必要があります。
変色を起こす前に手入れをすることがベストなのですが、もし黒ずんでしまった場合でも、クリーニングや手入れを適切におこなうと、ピカピカを輝きのある状態に戻すことが可能です。
スターリングシルバーのお手入れ方法
スターリングシルバーの美しさを維持するためには、正しいお手入れ方法を把握したうえで、きちんとメンテナンスをすることが大切です。
手元にお気に入りのアクセサリーがある方や、アクセサリーをお迎えして間もない頃の輝きを維持したい方は、ぜひお手入れ方法について知っておきましょう。
シルバークロスで丁寧にお手入れ
スターリングシルバー素材のアクセサリーをお手入れする場合、基本となるのは『シルバークロス』を使用して表面を磨く方法です。専用の洗浄剤などを使用しなくても、シルバークロスで表面を磨くだけで、美しい輝きを取り戻します。
とくに、軽い変色であれば、シルバークロスで拭き取るだけで、綺麗な銀色の輝きを放ってくれます。
ただし、大切なアクセサリーを傷つけないためにも、シルバークロス選びは慎重に。
固めのシルバークロスや、そもそもシルバークロスではない布を使うと、スターリングシルバーの表面を傷つけてしまう心配があります。
シルバークロスは柔らかい布であることが大前提です。
頑固な汚れはシルバーディップで
スターリングシルバーのアクセサリーに頑固な汚れが付着してしまったときには、シルバーディップ（シルバークリーナー）を使いましょう。
シルバーディップは、素材の表面を傷つけることなく、頑固な汚れや変色を綺麗にしてくれるクリームです。
適量のシルバーディップを、シルバークロスに馴染ませて、丁寧に表面を磨くだけで汚れを除去できます。
シルバークロスだけで表面の汚れや変色が改善されなかったときには、ぜひシルバーディップも使ってみてくださいね。
保管する際には「ビニール袋」に入れる
スターリングシルバーのアクセサリーを大切に保管したい。
そんな場合は、お手入れ後にビニール袋に入れて密封した上で保管しましょう。
先ほどもお話しましたが、変色は酸化によって起こります。
ビニール袋に入れておくと、酸素に触れる機会が減るため、酸化が起こりにくくなります。
また、他のものと擦れて傷ができたり、汚れが付着したりするのを防ぐことも可能です。
スターリングシルバーをお手入れする際に注意したいこと
スターリングシルバーをお手入れする前に知っておきたい注意点があります。
誤ったお手入れをしてしまうと、お気に入りのアクセサリーを傷つけてしまったり、さらに変色が進んでしまったりします。
せっかく大切に使ってきたアクセサリーを、自分の手で傷つけてしまうのは悲しいですよね。
そういった事態を防ぐためにも、注意点について、ぜひチェックしてくださいね。
ストーンやパールの扱いに気を付ける
アクセサリーにストーンやパールが付いている場合、使用するシルバークロスやシルバーディップなどでストーンやパールを傷つけてしまう恐れがあります。
また、シルバーディップやその他の洗浄剤の成分によっては、ストーンやパールの変色や変質を招くこともあるので注意が必要です。
アクセサリーにストーンやパールが付いているときには、なるべく柔らかいシルバークロスを使用して、洗浄剤をつけずにお手入れしましょう。
塩素や香水、保湿剤に触れないようにする
シルバー素材と化学物質は、反応を起こしやすいうえ、深刻な変色・変質に陥ってしまうこともあります。
そのため、塩素や香水、保湿剤に触れないように注意してください。
メンテナンスをするときは塩素でのお手入れは避け、自分の肌にも付けずに作業しましょう。
お気に入りのアクセを守るためにも「お手入れ以外」で知っておきたいこと
お気に入りのスターリングシルバーアクセサリーを長く使い続けるために、着用時間には気をつけましょう。
最近は就寝時や洗顔時など、長い時間アクセサリーを身に着けているといった方は少なくありません。
お気に入りのアクセサリーや思い入れのあるアクセサリーであれば、「ずっと身に着けていたい」と思うのはよくあることです。
しかし、スターリングシルバーは、想像よりも化学物質の影響を受けやすい素材です。
運動中にかく汗やプールの塩素、お風呂の湿気、シャンプーやボディーソープの化学物質など、成分によっては綺麗なアクセサリーの黒ずみを招いてしまいます。
特別な事情がない限りは、24時間着用しっぱなしの状態は避け、「外出のとき」「日中のみ」など、使用するシーンを選びましょう。
素敵なスターリングシルバーを生活の一部に溶け込ませる
さまざまなアクセサリーがある中、自分が手に取ったスターリングシルバーのアクセサリー。
初めて手に取ったときの輝きをいつまでも保つためには、正しいお手入れを継続的におこなうことが大切です。
お手入れ方法をしっかり把握していれば、これから先もいろいろなスターリングシルバーのアクセサリーをお迎えできるでしょう。
素敵なスターリングシルバーのアクセサリーを、自分の生活の一部として溶け込ませることができるように、ぜひお手入れ方法について理解を深めておくことをおすすめします。
自分の手で自分の大切なアクセサリーを磨く。そんな時間も素敵ですね。
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